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【2008.07.31 Thursday 】 author : スポンサードリンク | - | - | - |
Tongue Lesson
純粋に自分の為に誂えられた食事を摂るのを止めてしまうと、美味しいと不味いの境があやふやになってくるような気がするのです。

この場合の「自分の為のお膳」と言うのは、自分或いは自分に近しい誰か(家族だとか恋人だとか同居する友人だとか)が用意してくれたお皿の事であって、態々予約をしてもお店で配膳される献立の事ではありません。なんとなれば、お店で振舞われるお食事と言うものは、大抵は見目麗しく舌にも喜ばしいものですが、あれらはお金を払ってくださるお客様の為に饗されているのであって、あたくし個人の人となりを識ってあたくしの為に、非営利に振舞われるものではないのです。野菜を刻んでレンジにぶちこむだけでも良いから、時には近しい誰か、或いは自分が包丁を握った食事を摂らねば己の舌の拠り所を見失うよ、と自分に言い聞かせているのです。


要するに外食(黒豆の炊き込み御飯の散らし寿司、おいしゅうございました、韮入りのにゅうめん、おいしゅうございました、ロコモコ、おいしゅうございました、ラタトゥイユグラタン、おいしゅうございました、烏賊のチリソース、おいしゅうございました、結婚式のコース、おいしゅうございました、かぼちゃプリン……はもちょっと美味しくても良かったんだけどなあ)とコンビニ飯とレトルト三昧な生活に味覚が痺れ果ててもう和食だろうが洋食だろうが野菜を食べようが肉を食べようがなんだか、皆同じ味わいの気がする、と言う末期症状に陥ったのと遂にお財布がすかすかになったために、重い腰を上げて包丁を握る日々に立ち戻ったのです。

鶏肉は鶏肉の、牛肉は牛肉の、トマトはトマトの味を取り戻してきたみたい。良かった……!それに、見た目が悪いし決して劇的な美味しさはないけれども、それでも手前が作ったものだと思えば我慢して平らげる事ができる。それで良いじゃないか、作りすぎて太ってもそれはそれで良いじゃないか、何しろ作り手の正気を疑うような酷いお味は、少なくとも自分のお皿からは生まれないしね!



なあんて満足の溜息をついておりましたら、先日のカレー、空腹に急かされて人参が生煮えのままにルウをぶちこんだため、何時までもごりごりとしておりました。普段使いより倍のお値段の高価な奴を選んだ時に限って!
【2005.09.22 Thursday 18:32】 author : 発条 | ごはん | comments(0) | trackbacks(0) |
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